おせちに詰める料理は奇数って本当?
毎年おせちを手作りする家庭もあるのではないでしょうか?
また買ってきたおせち料理を自分でお重に詰める人も多いと思います。
そんな時に注意してほしいのが、お重に詰めるおせち料理の数です。
おせち料理は3・5・7など奇数の品数を盛るようにしましょう!
日本では古くから奇数のほうが縁起は良いと言われている為です。
偶数は2で割り切れる、
2つに分かれるので縁起が悪く、祝いごとにはふさわしくないという考えが一般的です。
●きれいな詰め方のコツ
重箱に盛り付ける料理の種類は、5つ、7つ、9つと奇数にするのが基本です。
盛り付けるときは、形の崩れにくいものから順に詰めること、厚みのないものは重ねて盛り付けて高さを出すこと、色の似た料理を近くに盛り付けないようにバランス良く配置することに気をつけましょう。
尾頭付きの魚や海老料理は頭を左向きにそろえて盛ると、きれいに見えます。
また、仕切りや器を上手に使うと、料理の味や香りが移るのを防ぐことができ、見た目にも変化が出ます。ゆずの上部を切り落として中身をくり抜き、器に見立てた「柚子釜」に、なますやいくらを入れるのもおすすめです。
そのほか、仕切りにも使える飾り葉や実もたくさんあります。
鮮やかな緑が美しい「葉らん(はらん)」は、料理の下に敷いたり、重箱の仕切り代わりに使ったりします。
「南天(なんてん)」には「難転」、つまり「災いを転じて福となす」という意味もあり、お正月には欠かせない飾りです。
「松葉(まつば)」は長寿や健康の象徴で、隙間に束ねて飾ったり、黒豆に刺したりと、さまざまな飾り方ができます。
「裏白(うらじろ)」は常緑のシダの葉です。
葉の裏側が白いことから心の潔白さを表すほか、白髪を連想させるので長寿の象徴とされ、縁起の良い飾り葉です。
食材の色が偏っているときや、重箱に隙間ができたときは、飾り葉を使うと見栄えがよくなります。
葉らんや青じそ、小笹など抗菌作用のある飾り葉もありますので、料理の下に敷いたり、丸めて器にしたりすれば、見た目だけでなく料理の質も高めてくれるでしょう。